2015年

8月

19日

晩夏へ、そして和菓子。

 

 

いろんな感じ方があるけれど・・

 

和菓子をみても

季節の変化が読み取れる。

 

描いたお菓子は、もちろん

両口屋是清さん。


 

 

 

葛饅頭は、夏の名残。

小川のせせらぎが聞こえる。


 

 

 

酔芙蓉は今咲いている旬の花。

朝から少しずつ淡紅色に染まって、

夕方には紅くしぼんでしまう姿に

柔らかさと寂しさを同時に感じてしまう。

 

 

 

 

秋津というお菓子は夕日とトンボを

表現しているから、まさに秋の到来。


 

 

 

宵の月をみれば

もう秋本番。

夏の名残も消えている。

 

 

これらは・・

八月三十一日までの

過ぎ去りし夏の生菓子である。

 

 

 

2014年

9月

10日

鎌倉文学館になぜ?

 

鎌倉文学館について少し話そう。

 

江の電終点の鎌倉駅まで

あと二駅の由比ケ浜駅。

ゆっくり歩いて山側へ、

十分弱ぐらい。

 

 

 

 

 

そこにバラの庭園と古い洋館で

有名な鎌倉文学館がある。

 

“ 鎌倉文学” 好き?

 

いやいや、何で好きになったか・・

文筆家の“生原稿展示”が面白くて面白くて

 

 

 

 

 

 

本当にいろんな人がいる。

 

激しくて紙が破ける字の作家、

繊細で優しい字の“原稿用紙も芸術”の作家、

一マスの四分の一ぐらいの小さい字の作家、

尋常じゃ無いぐらい何度も修正している作家。

 

僕は画家のせいか、創作の生の感覚が

伝わって心が揺さぶられる。

 

画家だったら、スケッチと下図を

見てる感じだ。

 

強い字なのに繊細な文章があったりして

文章の有り様と生原稿の印象の違いに

“人間の不思議”まで感じる。

 

 

 

 

 

2014年

9月

07日

“江の電”讃歌

 

 

 

 

 

あまり鮮やかじゃない緑と黄色ぽい肌色

どちらかというと、色はダサいかも。

でもそれがいい。

 

江の電はいいねえ・・・

藤沢から終点鎌倉まで三十分ぐらい。

つり革につかまって外の風景を

眺めていれば飽きる事もない。

山があって、海があって、

軒先、お寺、神社など

すべてがある。

 

夏が終わって、哀愁が漂うと

江の電に乗って

鎌倉文学館に行きたくなる。

 

鎌倉文学館の話は、また別の話。

十一月には行けるかな?

 

 

2014年

9月

03日

急に秋だねえ・・

 

 

 

夏が急になくなった。

 

蝉もいなくなった。虫の音も秋バージョン。

 

 

 

 

秋はイベントがある。

 

九月は高松三越で催事。

これは、二十日(土)、二十一日(日)に

何点かの作品展示とワークショップ。

 

十月は名古屋松坂屋で“新日本画研究会”という

新しいグループ展がある。

 

十一月は銀座、ギャラリー和田での個展

初めて人物画中心の展覧会。

 

丁寧に丁寧に催して行こう。

また、皆さんにお会いできることを

楽しみにしています。

 

 

 

2014年

8月

31日

夏の終わりに

 

 

アトリエに缶詰めだった。

娘をどっこにも連れて行かなかった。

そんな、今年の夏。

 

納得はしてるけど、娘は不満顔・・

 

「今日、堀川行こっか?オハグロトンボ観る?」

「うん、行くう。」

 (本当は僕の方が見たかったんだけどね〜)

 

 

 

 

 

堀川まで歩いてたった十分、

ならばもっと通えばいいもんだ。

 

 

「オハグロトンボだ。」と

指をさし喜んでみている。

(しめしめ、ずいぶんトンボ好きになったなあ。)

と仕向けていた悪代官の父はニヤニヤ。

川を覗くと、思いの外多く飛んでいた。

(それにして飛び方が美しいなあ)

 

 

 

 

 

 

 

けだるい夏の濃緑の中、

涼しげな小川の上が

オハグロトンボの天国にみえた。

至る所で舞うように

楽しげに。

 

 

 

 

 

 

 

「いる。いる。」

橋の上に行くと、でっかい鯉が

集まってきた。その中に

亀も混じっている。

えさをあげている人がいるんだろう。

いっせいに口をパクパク。

かなりの数がいた。

 

 

 

 

 

 

帰りは薄青色の空に、

夏最後の積乱雲がみえた。

 

 

もう夏も終わりだ。

 

短かかったなあ・・・

 

 

 

2014年

8月

27日

“もも”レポート 〜後編〜

 

 

痛み易いから、送るのが難しい桃。

でも、梱包材が改良されて、

今じゃあ、全国発送。

いろんな桃が手にできる。

 

 

 

 

昔は遠くへは送られず。

缶詰やネクターになった。

 

 

 

 

 

 

そういえば、桃の種類の“ネクタリン”は

ネクターとは、全く関係ないらしい事を

最近知った。

 

 

 

 

 

最近知ったといえば“竜門早生(わせ)”

昔話に出てくるような、いわゆる

“桃っぽい桃”だ。

 

 

 

 

 

 

また変わった桃もみつけた。

平桃である。中国にはよく

あるらしいが日本には珍しい。

 

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2014年

8月

24日

“もも”レポート 〜前編〜

 

「甘いね。」

パクパクパク......あっと言う間になきものに。

 

桃は足がはやいし、

痛み易い。とっても繊細。

 

 

 

 

 

剥くと淡い肌色に

やさしいピンクが透けて..

 

 今年も美味しく桃を

食べれている。ありがたい。

 

 

桃の生産量は

山梨県が最も多く、福島県は二位。

長野県、和歌山県とつづく、

 

白桃は岡山県が全国で一番。

 

 

そして、福島の桃は、

“あかつき”という種が多い。

 

 

 

ちなみに主な“桃の種類”を挙げとこう。

(生産量ベスト5)

第一位  あかつき(暁)

 

福島市で収穫の技術が確立。

ネーミングは福島市の信夫山のあかつき祭り

から。出身の中学が中腹にあったから、あま

りに身近でビックリ。

 

 

第二位  白鳳 (はくほう)

 

 美しく、桃を代表する品種。

 この桃から生まれた品種多い。

「日川白鳳」「八幡白鳳」とか。

 

「あかつき」も「白桃」と「白鳳」

の掛け合わせ。

 

 

第三位   川中島白桃 

 

やや大きめの最後に出回る桃(晩生桃)。

繊維があり、少し固めだけれど、

たべると舌をすーっと抜けて行くような

品がある味。川中島という名前にも

合戦が浮かんできてインパクトがある。

 

 

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2014年

8月

20日

“とうみぎ”と“とうもろこし”

 

 

“とうみぎ”

子供の頃からの呼び方。

 

“とうもろこし”が正しいのは

分かっているけれど、パッと出されると

“とうみぎ”って言ってしまう。

 

最近知ったのだが、

これは福島県や宮城県の方言だった。

 

 

 

 

全国には、いろいろな呼び名がある。

 

“とうきび”は北海道、九州など

栃木南部は“とうきみ”

新潟上越は“とうまめ”

ここまでは何となく理解できる。

 

だけど。。。

愛知県三河の“なんばと”

広島県の“まんまん”

三重県伊勢の“はちばく”

宮崎県の一部の“まごじょ”

 

こうなると、わかんないなあ......。

 

200種類以上の呼び名があるらしいから

びっくりだ。

 

 

 

 

2014年

8月

17日

四十年前のお盆

 

 

“ポ〜ン”

家族で乗っているタクシーが砂利道でパンクした。

 

「ごめんな〜い。どうにもなんねない。」

運転手は諦め顔で父に言った。

 

「んじゃあ...こっから歩いで行ぐべ。」

ここから、祖父母の家まで

歩いていけない距離じゃない。

 

 

 

うちの周りも果樹園が多いけど、 

祖父母の家の周りは、

ほぼ果樹園と田んぼのみ。

お盆の頃は 梨畑からのアブラゼミの

鳴き声で話し声がかき消されるぐらいだ。

 

そんな中を歩いて一時間。

少し疲れたぐらいで到着。

  

 

 

大きなクヌギの木の脇にある

薄暗い門から家の庭へ入っていく。

  

すると、鶏頭の花が紅く鮮やかに

出迎えた。そこにアゲハ蝶がヒラヒラと

呑気に飛んでいる。

 

(何だか、おばあちゃんち・・極楽っぽい。)

なんて思いながら、

かぶっていた野球帽を虫網にして

蝶を少し追ってみたが

捕まえられるわけがなく・・

  

 

 

親戚との挨拶を済ませて

仏壇に線香に火をつける。

そして・・合掌。

 

その後は、じっとしていられず、

出された御馳走もそこそこに

久しぶりの従兄弟と外へ。

 

鶏頭やヒマワリの他に逞しいオレンジ色

のオニユリも咲いている。

そこに真っ黒だけど少し玉虫色の

“カラスアゲハ”が、品よく舞っていた。

  

 

 

(やっぱり王様だなあ。)

しばらく敬意を持って眺める。

 

 

そんな“四十年前のお盆”の記憶。

 

 

 

 

 

 

 

2014年

8月

13日

飯坂温泉ラジウム玉子

 

 

 

 (今は大好き! でも子供の頃は....)

 

よくもらって、食卓にあったのだが、

味より“歯ごたえ”が得意じゃなかった。

 

大人になると、不思議なもので

“苦手”が “大好き” に変わったりする。

ラジウム玉子は、まさにそうで。

 

“醤油をかけてご飯に” が王道。

甘過ぎないだし汁をかければ、

それだけで酒の肴になるぐらい。

単体でも見事な充実感だ。

 

 

昭和八年からある飯坂温泉ラジウム玉子。

行かれた方は是非食べてみらんしょ ‼

 

 

2014年

8月

10日

相馬野馬追の取材③〜神旗争奪戦〜

 

 

夏の芝生は鮮やかだった。

そこに旗を背負った騎馬武者達。

緑に生えて美しい。

 

古さを感じないどころか

ハイセンスだ。

 

 

 

 

ポ〜ン

 

神旗は花火で高く高く

打ち上げられた。

 

 

 

 

空中より落ちてくる旗を

取り合う神旗争奪戦。

 

相馬野馬追のメーンイベント。

 

 

 

 

 

風の強さ、打ち上げられた角度、

 

 

旗の落ちる予想は

簡単じゃあない。

みんな、固唾を飲んで

空を見つめる。

 

ゆっくりと.....

 

上空の風によって流されながら

ひらひらと宙を舞い

神旗が落ちてくる。

 

 

 

 

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2014年

8月

06日

相馬野馬追の取材②〜雲雀(ひばり)ヶ原と甲冑競馬

 

「雲雀ヶ原って、何て読むの?」と、

妻は野馬追帰りの僕に聞いてきた。

「うん・じゃく・が・はら」と

とっても恥ずかしい答えをしてしまった。

 

野馬追の会場は 

“ひばりヶ原”だと聞いていたのに

 

 

 

しかし、でっかい会場だった。

軽〜く観客七、八万は入りそうな感じ。

 

そして、“神旗争奪戦”の芝生のグランドが美しく、

その周りに1000メートルの競馬のレーン。

 

 

 

レーンでは六騎で争う。

そう。甲冑を着て、旗を背負って。

 

これが、“甲冑競馬”である。

 

 

 

勇壮というよりは、

怖いぐらいの迫力競馬。

元々、野馬追は武士の軍事訓練だから

真剣味が凄まじいのだ。

 

1200メートルの距離で争われる

本物の競馬である。

これが終わると、いよいよ

“神旗争奪戦”が始まる。

 

 

 

 

2014年

8月

03日

相馬野馬追の取材①〜お行列〜

 

「こんなに早く着くなんて・・」

  

渋滞を気にして四時間前に出発したら

ラッキーなことに二時間弱で着いて

しまった。

 

早過ぎるけれど、会場へ向かう。

すると旧街道でかなりの人だかり。

 

「あらっ、祭場までの“お行列”じゃない?」

“ お行列”とは、雲雀ヶ原(ひばりがはら)祭場

までの市内を歩く甲冑行列のことである。

 

 

 

 

相馬野馬追は歴史深くスケールが大きい。

お祭りは三日間それぞれの行事があり、

 今回の取材は一番人気の二日目

“甲冑競馬”と“神旗争奪戦”だった。

 

“お行列”は旧街道を歩く。

柵もなく、すぐ目の前で観られる。

僕は、時間的に観るのは無理だと

思っていた。

 

さすがに甲冑姿は真近に観ると

 大迫力だ。

 

 

 

500騎以上、

想像以上の長さの行列

 

馬も人も

固いアスファルトの上を歩く。

しかも30度以上の夏炎天下

なので大変だ。

 

 

 

騎馬武者だけではなく、徒歩武者や

神社の御神輿の御供も

町中を練り歩く。

 

 

 

 

江戸時代は相馬のお殿様が開くお祭り

だったけれど、明治以降は三つの神社が

主催するものに変わった。

 

その時から、野馬追の内容も変わり、

神旗争奪戦が生まれ、一般の人が

より楽しめるお祭りになったらしい。

 

 

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2014年

7月

30日

夏休み

 

 

「う〜ん・・なに描こう?」

 

最近のアトリエでは

こんな感じの娘のポーズを

よ〜く目にする。

 

 

 

 

 

 

まだまだ、夏休みは始まったばかり。

 

 

2014年

7月

26日

明日、相馬野馬追の取材へ

 

 

 

日曜、月曜は相馬野馬追の取材、

名古屋から、明日の夜に行く。

余裕の無い取材だけれど、

楽しみ。

 

福島出身なのに

初めて観る。(福島は広いからねえ)

 

暑い中の取材だけど・・

甲冑を着ている演者は

ものすごい暑さだろうな。

 

 

2014年

7月

23日

終わること、始まること、変わらないこと。

  

 

アトリエに行く途中、

こんな黒いトタン壁のアパートがある。

 

かなり古くて

昭和20年代、30年代の雰囲気。

そこにキョウチクトウの紅色や

ノウゼンカズラの橙色など

夏の花が鮮やかに咲くと

素晴らしく映えて嬉しい。

 

 (名古屋は黒い壁この辺しかないけれど、

 瀬戸内の牛窓にはたくさんあったなあ。)

 

 

 

おととい、瀬戸内市立美術館の展覧会が終了。

 

瀬戸内市立美術館の岸本館長とスタッフの方々が

成川美術館の協力、個人所蔵主とも交渉して

丁寧に実現してくれた、ありがたいありがたい

展覧会だった。 

 

展覧会終了と同時に梅雨も終わり

本格的な夏が始まった。

次の展覧会の準備はもう始まっている。

いつもと変わらない日々が......続いていく。

 

 

 

 

 

2014年

7月

20日

牛窓のこと②(牛窓ヨットハーバー)

 

瀬戸内市立美術館の近くには

西日本最大のヨットハーバーがある。

 

生まれてこれまで全くヨットには

縁がないけれど、

ホテルから見下ろす事ができる

牛窓ヨットハーバーは美しかった。

 

 

 

 

フワワワ〜と次から次へと

ヨットが波止場から出て行く。

 

音もなく滑るように進む。

そして弱い波が

ゆっくりゆっくり広がっていく。

 

 

 

 

どうやらヨット講習会のようだから

大海原を自由に行くというより

規則正しく進んでいる。

 

また、それもそれで良い。

 

 

5月31日に始まった

瀬戸内市立美術館の展覧会

齋 正機展〜やさしい日常の風景〜も

7月21日(月)に終了します。

 

もし、ご興味ございましたら

  ご高覧よろしくお願い致します。

 

          齋 正機

 

 

 

  

 

2014年

7月

15日

牛窓のこと①(牛窓港)

 

 

瀬戸内市立美術館での用事も済んで

少し時間があったから

牛窓港に連れて行ってもらった。

 

ウロウロと散歩しながら

小高い丘にある神社から見下ろすと

漆喰の白壁と焼板の壁、

良い具合に風化した瓦。

(かなり空き家が多そうだったけど)

 

昭和の瀬戸内海の港が

そのまんま残っている。

 

 

 

 

 

牛窓の港は

前島に行く船が

かなり頻繁に行き来。

 

連絡船は軽いエンジン音で

軽快に進んで行く。

牛窓港を離れて5分程で前島到着だから

あっという間だろう。

 

(あれに乗って行きたいなあ・・)

と思ったけれど、

次の愉しみにする事にした。

 

 

 

 

2014年

7月

11日

スキマニュース  13日(日)瀬戸内市立美術館にて学芸員さんより作品解説があります。齋も同行します。

 

 

◎7月13日(日)午後2時〜2時20分に作品解説があります.

      

                         解説者 学芸員  安中 仁美さん  

                      (事前申し込みは不要です)

                

       ❖ 齋も同行します。

 

 

◎今展覧会は図録が制作されています。 

    ご興味のある方はお問い合わせ下さい。

                          

                          瀬戸内市立美術館(0869)34-3130

                          伊達市梁川美術館(024)527-2656

 

 

◎うちわ展のお知らせ

 明日11日午前11時より、ギャラリー和田さんで開催されます。

 お時間ございましたら、ご高覧下さいますよう

 よろしくお願い致します。 

2014年

7月

09日

台風8号

 

 

ベランダから見渡すと、

思いの外、平穏。

 

(これから台風?)

 梅雨も明けてない台風なんて、

10年前にはなかったような気がする。

 

(金曜日から瀬戸内市立美術館に

取材含めて行くのになあ。)

自分の展覧会に、家族を連れて

行くのは滅多にないから

 

今回の台風8号はとっても残念だけど。

 

 

 

 

どうも進路から免れない。

被害が少ないように祈るしかない。

 

ただ土曜日は、台風一過。

晴れ上がった瀬戸内海の良さを

感じられたら....。

 

 

 追伸

日曜日、午後2時に学芸員さんの作品解説です。

齋も同行するつもりです。

 

 

 

 

 

2014年

7月

06日

(続)金魚は水槽の水交換が・・

 

 

昨日、金魚すくいで

ゲットした四匹。我が家へ

 

「今度はちゃんと面倒見れるの?」

と娘に凄んでみた。

しかし、こちらを見もせずに

「だい・じょう・ぶ」

と、ニッコ、ニッコ。

 

前の金魚はまさかの真夜中ダイブで

朝に気づくと、水槽の外で動かなく

なっていた。

それでも、家族の協力で

二年ほど生きたのだが・・。

 

 

 

紅く、爽やかに泳ぐ姿を

見ていると、やっぱりいい。

 

(しょうがないな。こりゃ。)

もう覚悟は決めた。

2014年

7月

02日

緑の中を電車が通る

 

 

 

降り続いた雨がようやく止んだ。

 

ここ数日で稲穂は緑の絨毯になった。

 

梅雨もまだ続くだろうが、

 

たまに見える晴れ間からは

 

夏の気配しか感じない。

 

 

 

 

◎このスケッチはそのまま

 日本画にしました。

  

  7月2日(水) 〜 7月8日(火)

  日本橋三越6F 特選画廊 

  第二回 青嵐会  (せいらんかい)

  日本画京洛東都新進展

 

  お時間ございましたら

    ご高覧お願い申し上げます。

 

         齋 正機

 

 

 

 

 

 

2014年

6月

29日

今年は冷夏と....?

 

 

 

台所のラジオから

 

“太平洋地域の.......海水温.....エルニーニョ現象による

.....冷夏が......ます。”

というようなニュースが流れた。

 

(冷夏か・・)

この予報で1993年の冷夏を思い出した。

そう、あの米の大不作の年である。

 

 

 

 

「回転寿司までなの!」

いろんなものがタイ米に変わった。

毎日の食事から弁当、そしてレストラン

まさかの回転寿司の酢メシまで。

 

みんな困っていたが、

本当に困ったのは、

タイ米の高騰で苦しんだ

タイの一般の人々だった。

 

 

 

 

2014年

6月

25日

新幹線の車窓から

 

 

 

おもむろにバックから財布を取り出した。

500円玉を握りしめて、ワゴン販売を待つ。

 

しばらくすると、朝に残した

僅かばかりのクッキーに

熱々のコーヒーをちびりちびりと

飲み始める自分がいた。

 

今日は天気がいいから

車窓から見える緑景は心地よい。

 

琴線に触れる風景が現れる度に

妄想が生まれて消えていく。

 

 

 

 

 

 

2014年

6月

22日

初すいか

 

 

小学三年生ぐらいだったか.....

 

「正機、バイクさ、乗れ。」

「どごいくの?」

「弁天山のお寺だ。」

 

弁天山は小高い山だが道が悪い。

特にこの日は道がぬかるんでいた。

「あ〜。」

案の定、僕は父のバイクから

振り落とされてた。全身泥だらけ。

 

父は僕を可哀想に思ったのか、

帰りに初スイカを買ってくれた。

初物だけにかなり甘かった。

その味を未だ覚えている。

 

最近は旬じゃなくても買えるものが多い。

初スイカはこんな事を思い出す。

 

 

 

 

 

2014年

6月

20日

スキマニュース   22日(日)瀬戸内市立美術館にて学芸員さんより作品解説があります。

 

 

 

◎6月22日(日)午後2時〜2時20分に作品解説があります。

      解説者 学芸員  安中 仁美さん

      (事前申し込みは不要です)

  

◎今展覧会は図録が制作されています。

 ご興味のある方はお問い合わせ下さい。

      瀬戸内市立美術館(0869)34-3130

      伊達市梁川美術館(024)527-2656

2014年

6月

18日

牛窓〜うしまど〜

 

 

僕は瀬戸内市牛窓と言われても

最初は正直、わからなかった。

 

 

でも、牛窓(うしまど)の言葉の響きが

何か気に入ってしまった。

 

 

 

 

この言葉の調べを聞くと

頭に、こんな イメージ が・・・

 

穏やかさが素晴らしい場所。

 

 

2014年

6月

16日

スキマニュース   瀬戸内市立美術館(岡山)で齋 正機展〜やさしい日常の風景〜が開催中です。そして、今週から東京でグループ展が始まります。

 

 

瀬戸内市立美術館(岡山県)で齋 正機展〜やさしい日常の風景〜が開催中です。

 

そして、今週からグループ展が三つ始まります。

 

よろしければ、ご高覧お願い申し上げます。

 

 

 

2014年

6月

15日

金魚は水槽の水交換がたいへんなんです。

 

 

 

「今日、アゲハ蝶になった。」

と娘が鼻息荒く報告した。

 

「がんばったねえ〜。」

「うん。だからね。ねっ。」

 

そうなのだ。約束してしまったのだ。

学校でアゲハ蝶を成虫にできたら、

金魚を飼うことを........。

 

「うん、わかった。わかった。

ただし、今回は、自分だけで飼うん...」

 

言葉が終わらないうちに「やった〜」と

大きな声。どうなる事やら(笑)

 

 

2014年

6月

11日

瀬戸内市立美術館への道のり

 

 

瀬戸内市立美術館へ

  ブログの中で行ってみたいと思います。

 

まず、新幹線で“岡山駅”へ。

  

  名古屋 から  1時間40分

   東京 から  3時間20分

 

 

 

 

 

そして岡山駅で “JR赤穂線”に乗り換えです。

 

電車の色はシルバー、グレイ、黄色など

いろいろだから・・

確認して下さいね。

 

(電車の本来のイメージカラーは黄色だったらしいけど....)

 

 

 

 

 

岡山駅から七番目の駅、“邑久(おく)駅”へ

 約25分ぐらいの所要時間。

 

瀬戸内風景の、漆喰と焼板壁の

瓦屋根の家々が、田んぼや畑とともに

広がってます。

 

 

  

 

 

“邑久(おく)駅”からは東備バスに乗り換え。

(乗り継ぎは良く)

 

牛窓行きに約20分ぐらい乗ったら

“紺浦・牛窓支所前” バス停 下車。

(タクシーもありました)

邑久駅時刻表.pdf
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2014年

6月

09日

スキマニュース     ギャラリートークにお越しいただき、ありがとうございました。。

 

 

 

 

瀬戸内市立美術館での展覧会、

 

齋 正機展〜やさしい日常の風景〜は

 

6月8日(日)にギャラリートークを

 

催し、たくさんの方々に参加いただきました。

 

本当にありがとうございました。

 

 

       齋 正機

 

 

 

 

6月22日(日)、7月13日(日)には

 

学芸員さんによる作品解説もあります。

 

どうぞよろしくお願いします。

 

       

         

 

 

 

 

 

 

2014年

6月

06日

“ギャラリートーク”

 

 

 

最近、ギャラリートークをする機会が多い。

「慣れたでしょう」と言われるけれど、

毎回シュチュエーションが違うから

案外こわい。でも面白い。

 

どんな形でも

人と柔らかい時間が過ごせたら

至福だ。僕は嬉しい。

 

がんばろっと・・。

 

 

もし良かったら、日曜日午後二時から

瀬戸内市立美術館でギャラリートークです。

覗いてみて下さいね。

 

 

 

 

2014年

6月

04日

“むし”の日

 

「さなぎが蝶になったら....。」

言いづらそうに僕の顔を覗いた。

「蝶になったら...?」

と娘に聞き直した。

 

娘は学校の教室で幼虫から育てている。

アゲハ蝶は柑橘類の葉っぱを食べるので

食料集めも一筋縄にはいかない。

案外たいへんらしい。

 

「ん〜とね。去年みたいに金魚飼いたいんだ。」

昨年の夏祭りでゲットした金魚。

半年ぐらいでダメだった。そのリベンジらしい。

「じゃあ、アゲハ蝶になったらね。」

と頷きながら答えてあげた。

 

現時点はさなぎである。

羽化するなら今週かな。

 

そういえば 今日、6月4日は“虫の日”

さあ・・どうなるか?

 

 

2014年

6月

01日

暑い熱い運動会

 

 

気温三十度を超えた

 

大変な暑さの中の運動会だった。

 

 

一年生はあどけなさが残っていてかわいいし、

 

六年生は思った以上に大人だ。

 

 

いろんな競技で楽しませてくれるけど

 

特に徒競争は、速くたって、遅くたって

 

その ひた向きさに心を・・

 

わ・し・づ・か・み。

 

 

 

 

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